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健康を維持するための習慣
健康状態により、コンピューターを使用した作業を安全かつ快適にできるかどうかが左右されること
があります。健康状態によっては、不快感、筋肉や関節の疾患、怪我につながるという研究結果が報
告されています。以下に挙げる健康状態または健康要因のどれか 1 つでも当てはまる場合は、健康状
態に悪影響を及ぼすような習慣はやめて、自身の体に不自然さや不快感がないかしばしば確認するこ
とが特に重要です。
チェックする健康状態は以下のとおりです。
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遺伝的要因
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関節炎、その他の関節部の疾患
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糖尿病やその他の内分泌系疾患
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甲状腺疾患
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血管や血行の障害
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一般的な体調不良および食生活の乱れ
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過去の怪我、精神的外傷、および筋骨格障害
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肥満
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ストレス
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喫煙
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妊娠、更年期、その他のホルモンの異常や体液の異常分泌
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高齢
無理をしないための自己管理
対応可能な作業内容や作業時間の長さは、コンピューターのユーザーひとりひとりによって異なりま
す。作業をするときに無理をしないように注意してください。ここに挙げた健康状態のどれか 1 つ
にでも当てはまる場合は、自身の体力の限界を正しく認識することが必要です。
健康の増進
一般に、できる限り不健康なことを避けて定期的に体を動かす習慣を身につけることで、健康状態お
よび仕事に対する耐久力を改善できます。
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第 8 章 健康を維持するための
習慣
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