Windows IME はブート前セキュリティ レベルまたは HP
Drive Encryption レベルではサポートされない
Windows では、IME(Input Method Editor:入力方式エディター)を選択することによって、日本語
や中国語の文字などの複雑な文字および記号を、一般的な西洋言語用のキーボードを使用して入力で
きます。
IME は、ブート前セキュリティ レベルまたは HP Drive Encryption レベルではサポートされていま
せん。ブート前セキュリティまたは HP Drive Encryption のログイン画面では、IME を使用して
Windows パスワードを入力することはできません。また、入力しようとすると、ロックアウトが発生
することがあります。場合によっては、パスワードの入力時に Microsoft Windows によって IME が表
示されないこともあります。
この問題を解決するには、サポートされている以下のどれかのキーボード レイアウトに切り替えま
す。これらのキーボード レイアウトは、キーボード レイアウト 00000411 に変換されます。
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日本語 Microsoft IME
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日本語キーボード レイアウト
●
Office 2007 IME(日本語):Microsoft や他社が、IME または入力方式エディターという用語を
使用していても、その入力方式が実際には IME ではない場合があります。このため、混乱が生
じることもありますが、ソフトウェアは 16 進表記を読み取ります。したがって、サポートされ
ているキーボード レイアウトに IME がマッピングされている場合、HP ProtectTools はその設
定をサポートできます。
警告! HP ProtectTools を使用すると、Windows IME を使用して入力したパスワードは拒否
されま
す。
サポートされている別のキーボード レイアウトを使用したパ
スワードの変更
初期パスワードをあるキーボード レイアウト(たとえば、英語(米国)(409))を使用して設定し、
後から、サポートされている別のキーボード レイアウト(たとえば、ラテン アメリカ言語(080A))
を使用して変更すると、そのパスワードの変更は HP Drive Encryption では正常に認識されます。た
だし、ラテン アメリカ言語に存在して、英語(米国)には存在しない文字(たとえば、ē)を使用す
ると、BIOS では正常に認識されません。
注記: 管理者はこの問題
を解決できます
。[HP ProtectTools ユーザー
の管理
]機能を使用
して
、HP
ProtectTools からこのユーザーを削除し、オペレーティング システムで目的のキーボード レイアウ
トを選択
してから
、同じユーザー
に対して
Security Manager セットアップ ウィザードを
実行しなお
します。BIOS に目的のキーボード レイアウト
が保存され
、このキーボード レイアウト
を使用して
入力できるパスワード
が
BIOS 内に適切に設定
されます
。
もう 1 つ問題になる可能性があるのが、同じ文字を出力できる、異なるキーボード レイアウトを使
用している場合です。たとえば、米国インターナショナル キーボード レイアウト(20409)とラテン
アメリカ言語キーボード レイアウト(080A)は、どちらも文字 é を出力できますが、異なる順序で
キーを操作しなければならないことがあります。最初にラテン アメリカ言語キーボード レイアウ
トを使用してパスワードを設定すると、その後に米国インターナショナル キーボード レイアウトを
使用してパスワードを変更しても、BIOS にはラテン アメリカ言語キーボード レイアウトが設定さ
れます。
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第 9 章 ローカライズされたパスワードの例外事項
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